▶️劇団・団体・ユニット名
劇団演奏舞台
▶️公演名
劇団創立50周年記念公演Ⅲ
公演81『ちょんまげ手まり歌』
▶️公演日程
2023年10月
13日(金)19:00
14日(土)13:00/17:00
15日(日)13:00/17:00
▶️上演時間
1時間40分~2時間程度(休憩なし)
▶️公演場所
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA
・東京都千代田区九段北1-10-2 タイヤビル5階
・東京メトロ・都営地下鉄「九段下駅」7番出口から徒歩3分/5番出口から徒歩5分
▶️公演情報・問合せ先(HPアドレスやメールアドレス等)
◆料金
・一般:3,000円
・学生:2,000円(※中学生以下無料)
※お席には限りがございますので、お早目のご予約をお願いいたします。
◆ご予約
下記予約専用サイトよりお待ちしております。
予約サイト:https://coubic.com/ensoubutai/4390434
▶️見どころ・自画自賛のシーン・注目のワンシーン
[あらすじ]
舞台は四方を山に囲まれた「やさしい藩」。
この藩では、八つになると、お殿さまに許されたものは足の筋を斬られ
そうでないものは「お花畑」に入ってお殿さまのお役に立つのが慣わしとなっている。
米も野菜も育たない痩せた土地で唯一育つのは、飲むとたちまち勇ましい戦のユメが見られる「ユメミの実」。
おやさしいお殿さまに“守られ” 侍たちは今日も“平和”に「ユメミの実」を育てていた。
この藩ではこんな言い伝えがあった。
お山の向こうには怖ろしい「山んば」が住んでいるから、決してお山を越えないように…。
迷うこと・考えること・疑うこと。それらは人の心を食う「ヘソクイ虫」のせいである。
今日もひとりの侍が、娘の儀式を控え祈っていた。
「うれしいことじゃ、ありがたいことじゃ…!」
お殿さまの姿は、誰も知らない。
▶️劇団のコンセプト
― 劇団演奏舞台とは ―
1973年6月に、劇作家・三好十郎主宰「戯曲座」系列の「劇団炎座」に所属していた久保田猛を中心に結成されました。今年で創立50年を迎えます。
旗揚げ公演より舞台に生演奏のバンドを導入し、劇中の音楽・効果音を生の楽器で奏でるなど、当時としては珍しいスタイルの演劇を展開しました。演奏舞台特有の臨場感溢れるサウンドと芝居とのコラボレーションは今もご好評を頂いています。
結成以来、オリジナル創作劇、現代劇、および日本の古典劇(近松劇・能狂言)の現代劇化作品の上演を中心に活動して参りました。
2007年、浅井星太郎が劇団代表を引き継いでからは、「演者」と「音楽」そして、「照明」「空間」「観客」を含めた舞台全体のさらなる融合に力を注ぎ、新たなジャンルにも挑戦し続けています。
上演作品の種類は多岐にわたりますが、ただ「良かった」では終わらず、劇場を出たあと少しだけ世界を見る目が変わるような作品づくりを目指しています。
▶️劇団の目標
「演者・音・光・空間・観客が一体となる舞台を」
魅力的な媒体が数多く存在し、誰でもコンテンツを生み出すことのできるこの時代。
いつでもどこでも楽しみたい時に楽しみたいだけ。湯水のように新しいものが生まれ、流行し、そして飽きられると消えていく。
いい悪いは別として、芝居も、音楽も、エンターテイメントは『消費』の世界になっているような気がしています。
ではそんな中、わざわざ所定の時間に、所定の場所に出向いて、入場料を支払って鑑賞する「演劇」の良さとは何でしょうか。
我々は、冒頭掲げた標語のその瞬間、舞台全体が一体となるその瞬間が、「演劇」の魅力だと考えています。
舞台離れが叫ばれるようになってから、もう随分とときが経ちました。
我々においても、コロナ禍により活動休止を余儀なくされ、動員数も以前と比べると大幅に少ない状況が続いています。劇団員の数も随分と減りました。
しかし、たとえ一人でも劇場に足を運んでくださるお客様がいるのなら、あらゆることを妥協せず、今後も真摯に作品作りに励んでいきたい。
そして願わくは、より多くのお客様と舞台を共有し、現代に生きる人たちが忘れかけていることを、ふと考えるきっかけになるような場所でありたい。
そんな思いで、これからも一所懸命に活動を続けてまいります。
▶️活動範囲や主な稽古場所など
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA
・東京都千代田区九段北1-10-2 タイヤビル5階
・東京メトロ・都営地下鉄「九段下駅」7番出口から徒歩3分/5番出口から徒歩5分
▶️劇団員・研究生の募集はしていますか?
附属養成所「ACTORS LABORATORY」にて、半年間の実習生を募集しています。(毎年4月・10月開講)
※実習期間終了後、劇団研修生として入団も可能。他劇団・プロダクションへの移籍も自由
また、お気軽にお越しいただけるマンツーマンの個人レッスンも開催しております。
レッスン日の相談は柔軟に応じますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
↓ 詳細は下記公式HPより
https://g-ensoubutai.com/workshop
▶️最後に意気込みをどうぞ!
創立50周年を迎えた劇団演奏舞台。
記念公演の最後を飾る作品として、旗揚げ公演で上演した『ちょんまげ手まり歌』完全リメイク版の上演が決定しました。
本作は、上野瞭氏の同名児童文学『ちょんまげ手まり歌』を原作とした作品で、四方を山に囲まれた小さな藩が舞台。原作は1968年に理論社より出版され、残念ながら既に絶版となっています。
「さむらい」「おとのさま」「山んば」など、飛び交う言葉はさながら時代劇ですが、
「これは<昔の話>ではなく<現代の物語>なのである。ただ誰も、こういう形で<現代>を書こうとしなかっただけだと、私は考えている。」(1980「愛蔵版のためのあとがき」)
と、原作者の上野氏が述べているように、今を生きる私たちに大切なことを教えてくれる作品であるように感じています。
旗揚げ公演以降、4度の再演を経て、劇団演奏舞台で本作を上演するのは15年ぶり6度目になります。
劇団演奏舞台の魅力は、旗揚げ時から引き継がれてきた、役者の息遣い・躍動感。
今回は特に、本作初の大幅リメイク・初のアトリエ公演ということもあり、一歩入った瞬間から作品の世界をお楽しみいただけるよう、工夫を凝らしています。
もちろん、演奏舞台ならではの即興生演奏も見どころです。
テーマ曲など楽曲はもちろん、劇中の効果音や心理描写も、可能な限り生の楽器で奏でるようにしています。その時、その瞬間の芝居やお客様の表情にあわせて、即興で演奏を変えることも珍しくありません。
総勢9名のキャスト・演奏者で挑む本作。どうぞお見逃しなく!